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人に見えるところで資格取得勉強しよう、ただそれだけの勉強会を福井県産業支援センターのコワーキングスペースで実施しました。
第9回 資格試験勉強会 in 熊堂(2016年2月23日 19:00~20:30)
私が実施したのは、平成27年度の午後1の過去問。過去問を解く際には、時間通りに解くことを重視するか、みっちり考えることを重視するかのどちらかを取るのですが、この日の私はみっちり考えることを重視しました。なので、制限時間1時間30分の間では全問は解けなかったです。
試験勉強の雑談で、IP電話などで使われる市外局番「050」の話しをしました。弊社の事務所移転にあたり、福井県坂井市の市外局番の電話の使用に若干制約が出てきたので、名刺の電話番号をどうしようかと考えていました。
「名刺の電話番号で『050』って、どう思いますか」
聞いてみたところ
- いや、そんなに気にしないんじゃないですかね
- ちょっとそれはどうかと思いますね
- その番号見ると、(IT関連に)詳しい方だと思いますね
と意見が分かれました。
IP電話の電話番号、受ける側としてはデバイスを選ばずどこでも受けることができ、お安いのでいいんです。でも、かける側で考えると、IP電話番号を使う方の身元って正直どうなんだろうと思います。初めての方からこの電話番号だと、所在確認を行います。
hotmailで面識のない方からのメールを受けるときに感じる感覚ですね。
この意識は、多分世間の趨勢によって変わってくると思います。昔はgmailドメインのアドレスは抵抗がありましたが、最近では少なくとも個人で使う方については気にしなくなりました。と言っても、法人のメールアドレスでgmailドメインだと、独自ドメインのほうが良いんじゃないの、とは思います。
もちろん、「050が怪しいなんて古い考えだ」と思う方もいらっしゃるでしょうし、そういう新しい感覚をお持ちの方を顧客ターゲットにするのであれば、むしろ050を積極的に前面に押し出したほうが良いのでしょうが、今のところはその感覚は一般的ではありません。通信プロトコロは、「双方が同意できる約束事」のうえでしか成立しません。
今の趨勢だと、050番号を名刺に書くぐらいなら、携帯電話番号を書いたほうが良いように思えます。昔は直接個人に電話がかかってくるのは仕事の邪魔になるし、個人情報と結びつくのでやめたほうが良いと思っていたのですが、最近は携帯電話にリアルタイムで出なくても失礼ではない風潮になっていますし、プライベートでのやり取りはSNSを使うことが多いです。セキュリティ的に何かあった時のトレーサビリティも、簡単ではないとはいえ確保されています。携帯電話にかけることに抵抗を感じる人は少ないので、名刺に書くならそのほうが良いかなと考えています。
防災SNSアドバイザー。情報処理安全確保支援士第5338号。ネットワークスペシャリスト。ITコーディネータ
東北大学大学情報科学研究科第2期生。1994年からインターネットに携わる。システムベンダーの総務社内SEとして、社内システムの構築運用やBCP策定、従業員教育に関与。2015年情報セキュリティ専門法人「まるおかディジタル株式会社」を福井県坂井市丸岡町に設立し現在に至る。研修では基本的に防災のお話以外では着物でお話させていただいております。
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