【これは約 5 分の記事です】
meta descriptionを安全面という意味でSEO対策として設定すべきと感じました。
毎月1日と15日は、災害伝言ダイヤルが練習用に解放される日です。弊社もお客様や親しい方に、その話題をしようと「災害用伝言板」を検索しました。本来、このブログは災害用伝言板をおすすめするために書こうとしていたのですが、この後に書く理由で予定変更しました。
Contents
災害用伝言板の利用を遠ざける検索結果
予定変更したのは、Googleの検索結果で気になる表示が出たためです。
災害用伝言板(web171). 只今、アクセスが集中しているために災害用伝言板(web171)がつながりにくくなっております。 大変ご迷惑をおかけいたしますが、しばらく時間をおいて接続していただきますようお願いいたします。
本当かどうか確認するため、実際にアクセスしてみたところ、正常に使えました。
Googleのキャッシュを確認してみた
この検索結果のキャッシュデータを確認すると、
「このページは 2017年6月14日 23:38:18 GMT に取得されたものです。」とあるので、日本時間だと6月15日8時30分頃。
この投稿時刻からは比較的最近です。
おそらく、アクセス障害があったのでそれに応じてトップページのメッセージを書き換えたのでしょう。
しかし、障害発生アナウンスが障害が終わってからも検索結果として表示されるのは好ましい状態とはいえません。
この検索結果を見て、もしかしたら
- 災害訓練としての利用を、諦める
- 災害時に、災害伝言板の利用を諦める
かもしれません。
検索せずに直接Web171にアクセスする人ばかりとは限らない
これはGoogleの検索結果なので、普段からWeb171に直接アクセスする方法を知っている人であれば、この検索結果を気にしないでしょう。
例えば私は、Web171の情報が書かれたカードをこんな感じで持ち歩いています。あるいは、スマートフォンのホーム画面に登録していたりしている人もいらっしゃるかもしれません。
ですが、多くの人が普段から災害用伝言板Web171にアクセスする方法を知っているわけではありません。そういう人たちを遠ざける可能性があります。
meta descriptionの必要性
Cacheをサーバ障害のタイミングで撮られるのを回避するのは難しいです。が、検索結果でサーバ障害の文言が出てこないようにすることはできます。
meta descriptionを設定し、そこでWeb171についての基本情報を設定する
実際にWeb171のページソースを見ましたが、このコンテンツを書いた時点では、meta descriptionは設定されていませんでした。
設定をするとしたら、こんな感じになるでしょう。
<meta name=”description” content=”災害時に、Web171の安否確認書き込みはダイヤル171でも聞くことができます。ダイヤル171の安否確認音声はWeb171でも聞くことができます” />
<meta name=”og:description” content=”災害時に、Web171の安否確認書き込みはダイヤル171でも聞くことができます。ダイヤル171の安否確認音声はWeb171でも聞くことができます” />
descriptionは障害が発生しようとも文言を変えず、障害発生時は人間の目に触れる本文だけメッセージを変更すればいいです。
安全性を確保するという点からも、Search Engine Optimize対策が必要と感じます。
参考URL
総務省|安全・信頼性の向上|災害用伝言サービス
http://www.soumu.go.jp/menu_seisaku/ictseisaku/net_anzen/hijyo/dengon.html
防災SNSアドバイザー。情報処理安全確保支援士第5338号。ネットワークスペシャリスト。ITコーディネータ
東北大学大学情報科学研究科第2期生。1994年からインターネットに携わる。システムベンダーの総務社内SEとして、社内システムの構築運用やBCP策定、従業員教育に関与。2015年情報セキュリティ専門法人「まるおかディジタル株式会社」を福井県坂井市丸岡町に設立し現在に至る。研修では基本的に防災のお話以外では着物でお話させていただいております。
情報セキュリティ・IT関連資格取得・企業防災(BCP)の組織内教育・コンサルティング・支援・取材のお問い合わせなどございましたら、こちらからご連絡ください。
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